2012年 06月 28日
区長施政方針 |
更新日:2012年6月27日http://www.city.minato.tokyo.jp/kikaku/kuse/gaiyo/kucho/aisatsu/h24-2shise/index.html
平成24年第2回港区議会定例会 区長施政方針
武井区長は、平成24年6月27日(水曜日)に開会された平成24年第2回港区議会定例会で、施政方針を述べました。
※注意
本文は、口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更があることがあります。
港区の将来像と区政の方向性
「区民とともに創る安全で安心できる港区」
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本日、平成24年第2回港区議会定例会の開会にあたり、私の今後の区政運営に対する基本的な考え方について申し上げ、区民の皆様、区議会の皆様のご理解とご協力をいただきたいと存じます。
私は、去る6月10日の選挙におきまして、多くの区民の皆様からご支持をいただき、3度目の当選を果たすことができました。
3期目となるこれからの4年間、何よりも、区民の生命・財産を守り、安心して暮らせる港区に育てるとの決意から、「区民とともに創る安全で安心できる港区」を将来像として掲げ、区政の舵を全力で取ってまいります。
昨年3月11日、東日本大震災の発生とともに、福島第一原子力発電所の事故も重なり、我が国に未曾有の被害をもたらしました。
私は、直ちに災害対策本部体制を組み、緊急対応に着手するとともに、区民の安全・安心の確保を最優先とする観点から当初予算を組み替え、区有施設の防災機能の強化、保育施設等への防災用品の配備など、災害対策の充実・強化に取り組みました。また、田町駅東口北地区公共公益施設については、防災機能強化の観点から、津波、液状化対策を含め、設計を見直すこととし、文化芸術ホールの建設工事は、一旦中止を決断いたしました。
大震災から1年余りが経ちます。港区として、かつて経験したことのない試練ではありましたが、避難されてきた方への支援、被災自治体への支援、そして区民の皆さんへの安全対策の着実な実施、放射能対策など迅速かつ効果的に進めることができたものと自負しております。
私自身、多くの経験と貴重な教訓が得られ、区民の生命と財産を守る自治体の使命の重さを、改めて肝に銘じました。
この経験と教訓をもとに、区民の皆さんの日々の暮らしの基盤となる「安全で安心な地域社会」を、区民の皆さんとともに創りあげていくことが私の役割であり、使命であります。
ここで、1期目と2期目を概括しながら、私がめざしてきた、地域自治の姿を述べたいと思います。
平成16年からの1期目は、「区民の誰もが誇りに思えるまち・港区」の実現を掲げ、区民に信頼され、区民の身近にあり、区民の誇りを創造する区政運営を基本姿勢として様々な施策の推進に取り組みました。平成18年には、より便利で、より身近に、より信頼される区役所をめざして、総合支所制度を中心とした区政運営に転換するため「区役所・支所改革」を実行しました。職員がまちに出て、区民の皆さんとともに考え行動し、地域の課題を地域でともに解決する地域自治の取組を実践いたしました。
平成20年からの2期目は、「人にやさしい創造的な地域社会」の実現を掲げ、区役所・支所改革を一層推進し、「参画と協働」により、地域の課題解決に向けて取り組みました。
港区基本計画をはじめ、様々な事業計画や施設整備計画の策定に、多くの区民に携わっていただくとともに、防災や防犯、環境美化など、幅広い分野での区民協働の積極的な取組により、「参画と協働」の輪が着実に広がっていると実感しております。
さらに、東日本大震災を教訓として、他の自治体に先駆けて、都心の特性を踏まえた「港区防災対策基本条例」を、区民の参画を得て制定し、自助・共助・公助を基本理念とする防災対策の基本方針を明らかにいたしました。
こうした2期8年間で築き上げた区民の皆さんとの信頼関係と、迅速で着実な取組が高い評価につながり、多くのご支持をいただいたものと考えております。しかしながら、今回の区長選挙の投票率が前回を下回る結果となったことは、重く受け止めております。
3期目の区政運営を担うこととなった今、私は、これまで培ってきた経験と実績を基盤としながらも、決して慢心することなく、区政運営の基本姿勢である「参画と協働」をさらに推し進めるとともに、港区ならではの質の高い行政サービスを提供し、区民の誰もが安全で安心して暮らすことができる地域社会を実現していく覚悟であります。
港区をとりまく社会経済情勢は、不確実性が増してきております。
国全体としての少子高齢化による人口構造の変化、長期にわたる景気低迷、グローバル化の進行、情報通信技術の著しい進展などの社会のうねりの中で、人々の生活意識や、人と人とがつながり合い、支え合う場である地域社会において様々な変化が生じており、その変化への区の迅速な対応が求められております。
こうした状況だからこそ、区は、区内で何が起きているのかを的確に把握し、将来顕在化するであろう課題に対し、先駆的な施策展開をさらに推進する必要があります。
その際、行政サービスの量的拡大と併せて、区民一人ひとりの生活実態に合った、行政サービスの質的向上を進めるとともに、港区全体を俯瞰し、「防災」、「環境」、「子育て」、「教育」、「国際化」といった施策を、縦糸と横糸が織り成すように、有機的に連関させた総合的な施策として、取り組むことが一層重要になります。
防災力を向上させるためには、高層住宅の防災対策、帰宅困難者対策、多様な情報ツールを活用した災害情報の発信など、ソフト面の取組を強化するとともに、災害に強いまちづくりを進めるハード面の整備にも全力で取り組み、区民の安全を確かなものにしてまいります。
潤いある環境の実現のためには、自然エネルギーや省エネルギーの普及促進による防災性の高いまちづくりを進めるとともに、魅力ある緑と水のまちづくりを推進し、都市機能と環境の調和がとれたまちをめざしてまいります。
都心で安心して子育てができる環境を実現するためには、保育環境の整備を量的、質的に拡充させるとともに、教育施設の整備など教育環境の充実に取り組み、子育てと教育の連携を強化し、「子育てするなら港区」と「教育の港区」を一層推進してまいります。
さらなる国際化の進展のためには、地域社会レベルでの国際交流や、外国人住民の立場に立った子育て、教育、福祉などの生活環境の整備を進めるとともに、外国人観光客に対して港区の魅力を積極的に発信してまいります。
港区に住み、働き、学び、活動する人々をはじめ、より多くの方に、港区に魅力を感じてもらえるよう、区民のあらゆるライフステージにおいて、「安心」を実現してまいります。
「安全で安心できるまち」の実現は、行政だけでは成し得るものではありません。
私は、区長に就任して2期8年間、区民が区政に参画し、地域の課題の解決策やまちの将来を、ともに議論し、協働により目標を達成する「参画と協働」に取り組んでまいりました。
この「参画と協働」が区民と区の間で着実に定着し、互いの顔が見える関係が築かれつつあることを実感しております。
今後は、これまで以上に、区民と区政に関する情報の共有化を推進し、区民参画の機会を拡大するとともに、協働の場を充実し、都心における地域の絆、連帯、支え合いを基盤に、区民と区との信頼関係をより強固にした、「安全で安心できるまち」を実現してまいります。
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将来像の実現に向けた6つの柱
安全に暮らせる都心生活の創出
子どもたちの健やかな成長と笑顔であふれる社会の創出
地域で支え合い、誰もがいきいきと暮らせる社会の創出
潤いのある環境と快適な都市機能が調和したまちの創出
活力ある産業と魅力ある観光で国際性ゆたかな賑わうまちの創出
歴史や文化、スポーツに親しめる心ゆたかなライフスタイルの創出
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将来像の実現に向けた6つの柱
ここで、「区民とともに創る安全で安心できる港区」の実現に向け、区民にお約束した今後4年間の私の区政の6つの柱に沿って、主要な課題への取組について申し上げます。
安全に暮らせる都心生活の創出
第1は、安全に暮らせる都心生活の創出についてです。
私は、今まで以上に、区民の安全・安心の確保を最優先として、東日本大震災を教訓とした自助、共助、公助を基盤とする防災機能の充実・強化に積極的に取り組み、区民の生命、財産を守り、どんな災害にも負けない安全なまちを実現してまいります。
昨年制定した「港区防災対策基本条例」における防災対策の基本理念や、区・区民・事業者が取り組むべき基本的事項について、着実に推進し、防災対策を担う様々な主体への支援等により、地域の防災力の向上に取り組みます。
「港区地域防災計画」は、災害時要援護者や帰宅困難者対策、津波・液状化対策、放射性物質対策、さらには女性の視点を取り入れて、今年度改定し、より実効性のある防災対策を進めます。また、「防災街づくり整備指針」を改定し、ハードの側面からの防災街づくりを進めてまいります。
防災上重要な区有建築物の耐震化率を100%にするとともに、緊急輸送道路沿道建築物や木造住宅の耐震化を促進するなど、まちの防災力を向上させます。
災害時要援護者の安全・安心を確保するため、所在地マップなどによる実効性ある対策を警察署や消防署、町会・自治会等と連携して構築してまいります。
各総合支所においては、帰宅困難者対策や、地域特性を踏まえた課題分析と解決に向けた取組により、地域の防災力を向上させるとともに、適切な防災情報の普及に取り組んでまいります。
区民の誰もが安全な生活を送ることができるよう、地域の皆さんとともに、防犯パトロールや、安全・安心に関わる協議会等の活動を進め、犯罪のないまちをめざします。
みなと保健所を地域保健の拠点として、新型感染症、大規模な食中毒、放射性物質などの健康危機発生時に、迅速かつ適切に対応できるよう機能を強化するとともに、健康や医療に関する相談など、多様なニーズに応じたサービスを向上させてまいります。
平成18年のシティハイツ竹芝の痛ましい事故を二度と起こさないため、日頃からわずかな不具合も見過さないよう、全ての区有施設において、改めて徹底した安全対策を講ずるとともに、速やかな事故情報の連絡体制を強化してまいります。
子どもたちの健やかな成長と笑顔であふれる社会の創出
第2は、子どもたちの健やかな成長と笑顔であふれる社会の創出についてです。
私は、核家族化や共働き世帯の増加など、子育て環境が変化している中で、多様なニーズに応える保育環境を提供するとともに、都心における安心できる子育て環境を整えてまいります。
今後も、待機児童の解消を最重要課題と位置付け、保育園の定員拡大を図るとともに、年齢別定員の弾力的運用や、パートタイム勤務者等の保育需要に対応する「みなと保育サポート事業」など、多様な手法により待機児童の解消に取り組んでまいります。
また、育児への不安を抱える在宅子育て家庭が増加していることから、いつでも相談ができ、情報交換ができる機能を身近な場所に整備するなど、子育て家庭を積極的に支援してまいります。
「港区政策創造研究所」の活用により、都心港区の子どもに関する実態を把握し、社会の宝である子どもたちが、健やかに成長できる環境を整備することによって、「子育てするなら港区」をさらに推進してまいります。
小学校就学前の子どもたちに良好な教育環境を提供するため、公私立幼稚園の幼児教育全体の質を向上させるとともに、多様な教育ニーズに対応するため、公立幼稚園の3年保育の拡大に努めてまいります。
外国人児童と日本人児童がともに学び、ともに高め合う機会や場となる、国際学級の取組を充実してまいります。また、日本人児童の英語によるコミュニケーション能力の向上をめざし、国際理解教育に一層取り組んでまいります。
今後も、区全体で小・中学校の一貫教育を推進するとともに、国際化を見据えた授業や、情報通信技術を活用した先駆的な教育を提供し、世界にはばたく元気な子どもたちを育て、保護者、地域に信頼される「教育の港区」をさらに推進してまいります。
地域で支え合い、誰もがいきいきと暮らせる社会の創出
第3は、地域で支え合い、誰もがいきいきと暮らせる社会の創出についてです。
私は、区民一人ひとりが、住み慣れた地域で、生涯を通じて、心身ともに健やかに、安心して、いきいきと自立して暮らすことのできる地域社会を実現してまいります。
高齢者施策では、超高齢社会の中で、今後整備する介護予防総合センターを区民の健康長寿を支える拠点として、検診から介護予防ケアプランの作成など、高齢者一人ひとりの状況に応じた支援事業を一層充実してまいります。
特別養護老人ホームについては、要介護認定者数の推移や、入所申込者の動向を見極め、必要に応じて既存施設を活用する中で増床を図ってまいります。
在宅で介護サービスを受けている方の約8割の方が、引き続き在宅でサービスを受けることを希望していることから、その需要に応えていくため、通い、訪問、宿泊などの多様なサービスを組み合わせた小規模多機能型居宅介護施設を整備するとともに、安否確認や生活相談を提供するサービス付高齢者向け住宅の整備を進めてまいります。
高齢者が、様々な生活状況において適切な高齢者福祉サービスを受けられるよう取り組むとともに、元気な高齢者が、地域の担い手として生きがいを持って活躍することができる地域社会を実現してまいります。
障害者施策では、障害のある方が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、社会参加の機会を提供するとともに、より多くの方々の就労に向けて、自立支援を進めます。また、相談・生活支援体制などを充実するとともに、移動の円滑化を図る施策を推進し、バリアフリー社会の実現をめざします。
都心港区で安心して子どもを生み、子育てをするためには、子どもの健康を守る基盤の整備が重要です。
区内医療機関との連携・協力によるネットワーク化を進めるとともに、区内の周産期医療・小児救急医療体制を充実・強化し、親と子どもの健康を守る取組を進めてまいります。
がん対策については、予防と在宅療養の面から対策を進めてまいります。
がん発生の主な原因である食生活や、生活習慣の指導を進めるとともに、がん検診の充実と受診率の向上に引き続き取り組みます。
また、がん患者が家族とともに安心して在宅療養ができるよう、医療、看護、福祉等のネットワークを構築するとともに、在宅緩和ケア支援センターの整備を進めてまいります。
区民の命を守るため、地域の民間医療資源を積極的に活用して、区民の誰もが必要な医療を必要なときに受けられる地域社会を実現してまいります。
潤いのある環境と快適な都市機能が調和したまちの創出
第4は、潤いのある環境と快適な都市機能が調和したまちの創出についてです。
私は、環境に配慮した持続可能な社会をめざして、循環型社会・低炭素社会形成への総合的な取組を、区民、事業者とともに推進し、都心港区の地域特性を踏まえた、環境先進都市をめざしてまいります。
開発事業者に対して、建築物への自然エネルギーの導入を促進するほか、省エネルギー化に向けたまちづくりに誘導してまいります。
また、東日本大震災を契機とした省エネルギーの取組を一層定着させるため、区民・事業者に対する省エネルギー啓発を推進するとともに、ヒートアイランド対策や、自治体間連携を基盤とする「みなとモデル二酸化炭素固定認証制度」など、都心区ならではの地球温暖化対策を一層進めてまいります。
都心港区では、特に事業者が排出するごみの削減が重要な課題となっています。循環型社会を実現するためには、区民はもとより、事業者との協働の取組を強化して、ごみの減量やリサイクルを着実に推進してまいります。
港区は、にぎわいの拠点を有する都心エリアにあって、緑と水辺、起伏に富んだ自然の地形に恵まれ、さらには歴史と伝統が息づく、多様な魅力があふれる都市です。
地域ごとのまちづくりガイドラインや、景観計画等により、区としてめざすべきまちの姿を示すことで、民間活力を誘導し、地域特性や景観に配慮した魅力あるまちづくりを推進します。
「まちは、人が住んでこそまち」であることを基本に、「港区まちづくり条例」に基づく区民参画の仕組みを活用し、良質な都市空間と住環境を区民が主体となって創造し、継続・発展していくことができるよう支援してまいります。
また、建築物の高さに関する新たなルールの導入等により、快適な空間の創出と住環境の形成を進めるとともに、その調和を図り、住み続けることができるまちを実現してまいります。
活力ある産業と魅力ある観光で国際性ゆたかな賑わうまちの創出
第5は、活力ある産業と魅力ある観光で国際性ゆたかな賑わうまちの創出についてです。
私は、自立と発展を基本とした商店街振興と、日々進化する事業者間ネットワークを中小企業が的確に活用して競争力を高められるよう支援し、地域経済を活性化させるとともに、港区の魅力ある観光を国内のみならず、世界に向けて発信することにより、港区全域におよぶ活力と賑わいを創出してまいります。
区民生活に密着した商店街の魅力をより高めるため、商店街の組織と活動を支える人材の育成や、地域の多様な主体で構成するネットワークづくりを推進することで、商店街の自立と発展を促進します。
区内中小企業については、社会情勢や消費者ニーズに的確に対応し、競争力を高めていくため、経営実態を踏まえた事業者間交流を促進するとともに、企業経営とその成長を支える人材の確保・育成を支援し、将来を見据えた意欲的な企業経営をサポートしてまいります。
歴史的建造物や、潤いある水辺の空間など、魅力ある港区の観光資源を広く周知し、多くの観光客を呼び込むとともに、海外からの観光客が、安全に安心して観光できるよう、きめ細かな情報提供や施策を展開してまいります。
また、港区観光協会の主体的な取組を促進し、商店街や観光関連事業者との連携体制を構築することで、区の特性を踏まえた観光振興を進めるとともに、周遊性や回遊性を高める施策を展開してまいります。
港区ならではの国際性豊かな地域社会のさらなる推進のため、外国人と日本人とが互いに理解を深めるための交流の場を整えるとともに、防災対策や多言語化を中心とした外国人に対する行政サービスを充実し、コミュニティの形成を促進していきます。
さらに、外国人を含めた地域住民や商店街、NPOなどあらゆる主体と協働し、伝統文化やスポーツ、子育て等を通じて、多文化共生の地域づくりを推進し、人と人とのつながりによる温かみのある生活を創出していきます。
歴史や文化、スポーツに親しめる心ゆたかなライフスタイルの創出
第6は、歴史や文化、スポーツに親しめる心ゆたかなライフスタイルの創出についてです。
港区には多くの美術館や博物館があり、また、貴重な歴史的・文化的資源も多数存在しています。 私は、これら地域の資源を積極的かつ効果的に活用するため、文化芸術に関連する多様な主体と連携し、地域文化を発展させつつ、文化芸術の持つ力が最大限に発揮できる仕組みを構築していきます。
そして、すべての区民が豊かな文化芸術に親しめるよう、新たに文化芸術振興プランを策定するとともに、文化芸術を育てる環境を整備し、文化芸術の薫るまちを実現していきます。
また、新郷土資料館を整備し、区民が地域の歴史に関心を高め、地域に誇りや愛着を持つことができるよう、貴重な歴史的・文化遺産を後世に継承し、その活用を推進します。
さらに、大学など多様な機関との連携により、区民のニーズに即した生涯学習活動を支援するとともに、学んだ成果を地域社会で活かせる仕組みを構築することで、生きがいが持てる生涯学習活動の充実に取り組んでまいります。
世界共通の文化であるスポーツの振興を図るため、身近な場所で多様なスポーツを楽しむことができる総合施設として新スポーツセンターを整備します。区民ニーズに即した魅力あふれる事業を展開するとともに、区民の多様なライフステージに応じたスポーツ活動をとおして、生きがいづくりにつなげ、区民の誰もが心身ともに健康でいきいきとした生活を送ることができる環境づくりに取り組みます。
また、平成25年の第68回国民体育大会東京大会「なぎなた競技」を開催するとともに、2020年オリンピック・パラリンピックの東京への誘致・開催に向けて全面的に支援・協力してまいります。
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区政運営の基本的な姿勢.
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..お問い合わせ
.所属課室:企画経営部企画課企画担当
電話番号:03-3578-2086
平成24年第2回港区議会定例会 区長施政方針
武井区長は、平成24年6月27日(水曜日)に開会された平成24年第2回港区議会定例会で、施政方針を述べました。
※注意
本文は、口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更があることがあります。
港区の将来像と区政の方向性
「区民とともに創る安全で安心できる港区」
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本日、平成24年第2回港区議会定例会の開会にあたり、私の今後の区政運営に対する基本的な考え方について申し上げ、区民の皆様、区議会の皆様のご理解とご協力をいただきたいと存じます。
私は、去る6月10日の選挙におきまして、多くの区民の皆様からご支持をいただき、3度目の当選を果たすことができました。
3期目となるこれからの4年間、何よりも、区民の生命・財産を守り、安心して暮らせる港区に育てるとの決意から、「区民とともに創る安全で安心できる港区」を将来像として掲げ、区政の舵を全力で取ってまいります。
昨年3月11日、東日本大震災の発生とともに、福島第一原子力発電所の事故も重なり、我が国に未曾有の被害をもたらしました。
私は、直ちに災害対策本部体制を組み、緊急対応に着手するとともに、区民の安全・安心の確保を最優先とする観点から当初予算を組み替え、区有施設の防災機能の強化、保育施設等への防災用品の配備など、災害対策の充実・強化に取り組みました。また、田町駅東口北地区公共公益施設については、防災機能強化の観点から、津波、液状化対策を含め、設計を見直すこととし、文化芸術ホールの建設工事は、一旦中止を決断いたしました。
大震災から1年余りが経ちます。港区として、かつて経験したことのない試練ではありましたが、避難されてきた方への支援、被災自治体への支援、そして区民の皆さんへの安全対策の着実な実施、放射能対策など迅速かつ効果的に進めることができたものと自負しております。
私自身、多くの経験と貴重な教訓が得られ、区民の生命と財産を守る自治体の使命の重さを、改めて肝に銘じました。
この経験と教訓をもとに、区民の皆さんの日々の暮らしの基盤となる「安全で安心な地域社会」を、区民の皆さんとともに創りあげていくことが私の役割であり、使命であります。
ここで、1期目と2期目を概括しながら、私がめざしてきた、地域自治の姿を述べたいと思います。
平成16年からの1期目は、「区民の誰もが誇りに思えるまち・港区」の実現を掲げ、区民に信頼され、区民の身近にあり、区民の誇りを創造する区政運営を基本姿勢として様々な施策の推進に取り組みました。平成18年には、より便利で、より身近に、より信頼される区役所をめざして、総合支所制度を中心とした区政運営に転換するため「区役所・支所改革」を実行しました。職員がまちに出て、区民の皆さんとともに考え行動し、地域の課題を地域でともに解決する地域自治の取組を実践いたしました。
平成20年からの2期目は、「人にやさしい創造的な地域社会」の実現を掲げ、区役所・支所改革を一層推進し、「参画と協働」により、地域の課題解決に向けて取り組みました。
港区基本計画をはじめ、様々な事業計画や施設整備計画の策定に、多くの区民に携わっていただくとともに、防災や防犯、環境美化など、幅広い分野での区民協働の積極的な取組により、「参画と協働」の輪が着実に広がっていると実感しております。
さらに、東日本大震災を教訓として、他の自治体に先駆けて、都心の特性を踏まえた「港区防災対策基本条例」を、区民の参画を得て制定し、自助・共助・公助を基本理念とする防災対策の基本方針を明らかにいたしました。
こうした2期8年間で築き上げた区民の皆さんとの信頼関係と、迅速で着実な取組が高い評価につながり、多くのご支持をいただいたものと考えております。しかしながら、今回の区長選挙の投票率が前回を下回る結果となったことは、重く受け止めております。
3期目の区政運営を担うこととなった今、私は、これまで培ってきた経験と実績を基盤としながらも、決して慢心することなく、区政運営の基本姿勢である「参画と協働」をさらに推し進めるとともに、港区ならではの質の高い行政サービスを提供し、区民の誰もが安全で安心して暮らすことができる地域社会を実現していく覚悟であります。
港区をとりまく社会経済情勢は、不確実性が増してきております。
国全体としての少子高齢化による人口構造の変化、長期にわたる景気低迷、グローバル化の進行、情報通信技術の著しい進展などの社会のうねりの中で、人々の生活意識や、人と人とがつながり合い、支え合う場である地域社会において様々な変化が生じており、その変化への区の迅速な対応が求められております。
こうした状況だからこそ、区は、区内で何が起きているのかを的確に把握し、将来顕在化するであろう課題に対し、先駆的な施策展開をさらに推進する必要があります。
その際、行政サービスの量的拡大と併せて、区民一人ひとりの生活実態に合った、行政サービスの質的向上を進めるとともに、港区全体を俯瞰し、「防災」、「環境」、「子育て」、「教育」、「国際化」といった施策を、縦糸と横糸が織り成すように、有機的に連関させた総合的な施策として、取り組むことが一層重要になります。
防災力を向上させるためには、高層住宅の防災対策、帰宅困難者対策、多様な情報ツールを活用した災害情報の発信など、ソフト面の取組を強化するとともに、災害に強いまちづくりを進めるハード面の整備にも全力で取り組み、区民の安全を確かなものにしてまいります。
潤いある環境の実現のためには、自然エネルギーや省エネルギーの普及促進による防災性の高いまちづくりを進めるとともに、魅力ある緑と水のまちづくりを推進し、都市機能と環境の調和がとれたまちをめざしてまいります。
都心で安心して子育てができる環境を実現するためには、保育環境の整備を量的、質的に拡充させるとともに、教育施設の整備など教育環境の充実に取り組み、子育てと教育の連携を強化し、「子育てするなら港区」と「教育の港区」を一層推進してまいります。
さらなる国際化の進展のためには、地域社会レベルでの国際交流や、外国人住民の立場に立った子育て、教育、福祉などの生活環境の整備を進めるとともに、外国人観光客に対して港区の魅力を積極的に発信してまいります。
港区に住み、働き、学び、活動する人々をはじめ、より多くの方に、港区に魅力を感じてもらえるよう、区民のあらゆるライフステージにおいて、「安心」を実現してまいります。
「安全で安心できるまち」の実現は、行政だけでは成し得るものではありません。
私は、区長に就任して2期8年間、区民が区政に参画し、地域の課題の解決策やまちの将来を、ともに議論し、協働により目標を達成する「参画と協働」に取り組んでまいりました。
この「参画と協働」が区民と区の間で着実に定着し、互いの顔が見える関係が築かれつつあることを実感しております。
今後は、これまで以上に、区民と区政に関する情報の共有化を推進し、区民参画の機会を拡大するとともに、協働の場を充実し、都心における地域の絆、連帯、支え合いを基盤に、区民と区との信頼関係をより強固にした、「安全で安心できるまち」を実現してまいります。
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将来像の実現に向けた6つの柱
安全に暮らせる都心生活の創出
子どもたちの健やかな成長と笑顔であふれる社会の創出
地域で支え合い、誰もがいきいきと暮らせる社会の創出
潤いのある環境と快適な都市機能が調和したまちの創出
活力ある産業と魅力ある観光で国際性ゆたかな賑わうまちの創出
歴史や文化、スポーツに親しめる心ゆたかなライフスタイルの創出
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将来像の実現に向けた6つの柱
ここで、「区民とともに創る安全で安心できる港区」の実現に向け、区民にお約束した今後4年間の私の区政の6つの柱に沿って、主要な課題への取組について申し上げます。
安全に暮らせる都心生活の創出
第1は、安全に暮らせる都心生活の創出についてです。
私は、今まで以上に、区民の安全・安心の確保を最優先として、東日本大震災を教訓とした自助、共助、公助を基盤とする防災機能の充実・強化に積極的に取り組み、区民の生命、財産を守り、どんな災害にも負けない安全なまちを実現してまいります。
昨年制定した「港区防災対策基本条例」における防災対策の基本理念や、区・区民・事業者が取り組むべき基本的事項について、着実に推進し、防災対策を担う様々な主体への支援等により、地域の防災力の向上に取り組みます。
「港区地域防災計画」は、災害時要援護者や帰宅困難者対策、津波・液状化対策、放射性物質対策、さらには女性の視点を取り入れて、今年度改定し、より実効性のある防災対策を進めます。また、「防災街づくり整備指針」を改定し、ハードの側面からの防災街づくりを進めてまいります。
防災上重要な区有建築物の耐震化率を100%にするとともに、緊急輸送道路沿道建築物や木造住宅の耐震化を促進するなど、まちの防災力を向上させます。
災害時要援護者の安全・安心を確保するため、所在地マップなどによる実効性ある対策を警察署や消防署、町会・自治会等と連携して構築してまいります。
各総合支所においては、帰宅困難者対策や、地域特性を踏まえた課題分析と解決に向けた取組により、地域の防災力を向上させるとともに、適切な防災情報の普及に取り組んでまいります。
区民の誰もが安全な生活を送ることができるよう、地域の皆さんとともに、防犯パトロールや、安全・安心に関わる協議会等の活動を進め、犯罪のないまちをめざします。
みなと保健所を地域保健の拠点として、新型感染症、大規模な食中毒、放射性物質などの健康危機発生時に、迅速かつ適切に対応できるよう機能を強化するとともに、健康や医療に関する相談など、多様なニーズに応じたサービスを向上させてまいります。
平成18年のシティハイツ竹芝の痛ましい事故を二度と起こさないため、日頃からわずかな不具合も見過さないよう、全ての区有施設において、改めて徹底した安全対策を講ずるとともに、速やかな事故情報の連絡体制を強化してまいります。
子どもたちの健やかな成長と笑顔であふれる社会の創出
第2は、子どもたちの健やかな成長と笑顔であふれる社会の創出についてです。
私は、核家族化や共働き世帯の増加など、子育て環境が変化している中で、多様なニーズに応える保育環境を提供するとともに、都心における安心できる子育て環境を整えてまいります。
今後も、待機児童の解消を最重要課題と位置付け、保育園の定員拡大を図るとともに、年齢別定員の弾力的運用や、パートタイム勤務者等の保育需要に対応する「みなと保育サポート事業」など、多様な手法により待機児童の解消に取り組んでまいります。
また、育児への不安を抱える在宅子育て家庭が増加していることから、いつでも相談ができ、情報交換ができる機能を身近な場所に整備するなど、子育て家庭を積極的に支援してまいります。
「港区政策創造研究所」の活用により、都心港区の子どもに関する実態を把握し、社会の宝である子どもたちが、健やかに成長できる環境を整備することによって、「子育てするなら港区」をさらに推進してまいります。
小学校就学前の子どもたちに良好な教育環境を提供するため、公私立幼稚園の幼児教育全体の質を向上させるとともに、多様な教育ニーズに対応するため、公立幼稚園の3年保育の拡大に努めてまいります。
外国人児童と日本人児童がともに学び、ともに高め合う機会や場となる、国際学級の取組を充実してまいります。また、日本人児童の英語によるコミュニケーション能力の向上をめざし、国際理解教育に一層取り組んでまいります。
今後も、区全体で小・中学校の一貫教育を推進するとともに、国際化を見据えた授業や、情報通信技術を活用した先駆的な教育を提供し、世界にはばたく元気な子どもたちを育て、保護者、地域に信頼される「教育の港区」をさらに推進してまいります。
地域で支え合い、誰もがいきいきと暮らせる社会の創出
第3は、地域で支え合い、誰もがいきいきと暮らせる社会の創出についてです。
私は、区民一人ひとりが、住み慣れた地域で、生涯を通じて、心身ともに健やかに、安心して、いきいきと自立して暮らすことのできる地域社会を実現してまいります。
高齢者施策では、超高齢社会の中で、今後整備する介護予防総合センターを区民の健康長寿を支える拠点として、検診から介護予防ケアプランの作成など、高齢者一人ひとりの状況に応じた支援事業を一層充実してまいります。
特別養護老人ホームについては、要介護認定者数の推移や、入所申込者の動向を見極め、必要に応じて既存施設を活用する中で増床を図ってまいります。
在宅で介護サービスを受けている方の約8割の方が、引き続き在宅でサービスを受けることを希望していることから、その需要に応えていくため、通い、訪問、宿泊などの多様なサービスを組み合わせた小規模多機能型居宅介護施設を整備するとともに、安否確認や生活相談を提供するサービス付高齢者向け住宅の整備を進めてまいります。
高齢者が、様々な生活状況において適切な高齢者福祉サービスを受けられるよう取り組むとともに、元気な高齢者が、地域の担い手として生きがいを持って活躍することができる地域社会を実現してまいります。
障害者施策では、障害のある方が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、社会参加の機会を提供するとともに、より多くの方々の就労に向けて、自立支援を進めます。また、相談・生活支援体制などを充実するとともに、移動の円滑化を図る施策を推進し、バリアフリー社会の実現をめざします。
都心港区で安心して子どもを生み、子育てをするためには、子どもの健康を守る基盤の整備が重要です。
区内医療機関との連携・協力によるネットワーク化を進めるとともに、区内の周産期医療・小児救急医療体制を充実・強化し、親と子どもの健康を守る取組を進めてまいります。
がん対策については、予防と在宅療養の面から対策を進めてまいります。
がん発生の主な原因である食生活や、生活習慣の指導を進めるとともに、がん検診の充実と受診率の向上に引き続き取り組みます。
また、がん患者が家族とともに安心して在宅療養ができるよう、医療、看護、福祉等のネットワークを構築するとともに、在宅緩和ケア支援センターの整備を進めてまいります。
区民の命を守るため、地域の民間医療資源を積極的に活用して、区民の誰もが必要な医療を必要なときに受けられる地域社会を実現してまいります。
潤いのある環境と快適な都市機能が調和したまちの創出
第4は、潤いのある環境と快適な都市機能が調和したまちの創出についてです。
私は、環境に配慮した持続可能な社会をめざして、循環型社会・低炭素社会形成への総合的な取組を、区民、事業者とともに推進し、都心港区の地域特性を踏まえた、環境先進都市をめざしてまいります。
開発事業者に対して、建築物への自然エネルギーの導入を促進するほか、省エネルギー化に向けたまちづくりに誘導してまいります。
また、東日本大震災を契機とした省エネルギーの取組を一層定着させるため、区民・事業者に対する省エネルギー啓発を推進するとともに、ヒートアイランド対策や、自治体間連携を基盤とする「みなとモデル二酸化炭素固定認証制度」など、都心区ならではの地球温暖化対策を一層進めてまいります。
都心港区では、特に事業者が排出するごみの削減が重要な課題となっています。循環型社会を実現するためには、区民はもとより、事業者との協働の取組を強化して、ごみの減量やリサイクルを着実に推進してまいります。
港区は、にぎわいの拠点を有する都心エリアにあって、緑と水辺、起伏に富んだ自然の地形に恵まれ、さらには歴史と伝統が息づく、多様な魅力があふれる都市です。
地域ごとのまちづくりガイドラインや、景観計画等により、区としてめざすべきまちの姿を示すことで、民間活力を誘導し、地域特性や景観に配慮した魅力あるまちづくりを推進します。
「まちは、人が住んでこそまち」であることを基本に、「港区まちづくり条例」に基づく区民参画の仕組みを活用し、良質な都市空間と住環境を区民が主体となって創造し、継続・発展していくことができるよう支援してまいります。
また、建築物の高さに関する新たなルールの導入等により、快適な空間の創出と住環境の形成を進めるとともに、その調和を図り、住み続けることができるまちを実現してまいります。
活力ある産業と魅力ある観光で国際性ゆたかな賑わうまちの創出
第5は、活力ある産業と魅力ある観光で国際性ゆたかな賑わうまちの創出についてです。
私は、自立と発展を基本とした商店街振興と、日々進化する事業者間ネットワークを中小企業が的確に活用して競争力を高められるよう支援し、地域経済を活性化させるとともに、港区の魅力ある観光を国内のみならず、世界に向けて発信することにより、港区全域におよぶ活力と賑わいを創出してまいります。
区民生活に密着した商店街の魅力をより高めるため、商店街の組織と活動を支える人材の育成や、地域の多様な主体で構成するネットワークづくりを推進することで、商店街の自立と発展を促進します。
区内中小企業については、社会情勢や消費者ニーズに的確に対応し、競争力を高めていくため、経営実態を踏まえた事業者間交流を促進するとともに、企業経営とその成長を支える人材の確保・育成を支援し、将来を見据えた意欲的な企業経営をサポートしてまいります。
歴史的建造物や、潤いある水辺の空間など、魅力ある港区の観光資源を広く周知し、多くの観光客を呼び込むとともに、海外からの観光客が、安全に安心して観光できるよう、きめ細かな情報提供や施策を展開してまいります。
また、港区観光協会の主体的な取組を促進し、商店街や観光関連事業者との連携体制を構築することで、区の特性を踏まえた観光振興を進めるとともに、周遊性や回遊性を高める施策を展開してまいります。
港区ならではの国際性豊かな地域社会のさらなる推進のため、外国人と日本人とが互いに理解を深めるための交流の場を整えるとともに、防災対策や多言語化を中心とした外国人に対する行政サービスを充実し、コミュニティの形成を促進していきます。
さらに、外国人を含めた地域住民や商店街、NPOなどあらゆる主体と協働し、伝統文化やスポーツ、子育て等を通じて、多文化共生の地域づくりを推進し、人と人とのつながりによる温かみのある生活を創出していきます。
歴史や文化、スポーツに親しめる心ゆたかなライフスタイルの創出
第6は、歴史や文化、スポーツに親しめる心ゆたかなライフスタイルの創出についてです。
港区には多くの美術館や博物館があり、また、貴重な歴史的・文化的資源も多数存在しています。 私は、これら地域の資源を積極的かつ効果的に活用するため、文化芸術に関連する多様な主体と連携し、地域文化を発展させつつ、文化芸術の持つ力が最大限に発揮できる仕組みを構築していきます。
そして、すべての区民が豊かな文化芸術に親しめるよう、新たに文化芸術振興プランを策定するとともに、文化芸術を育てる環境を整備し、文化芸術の薫るまちを実現していきます。
また、新郷土資料館を整備し、区民が地域の歴史に関心を高め、地域に誇りや愛着を持つことができるよう、貴重な歴史的・文化遺産を後世に継承し、その活用を推進します。
さらに、大学など多様な機関との連携により、区民のニーズに即した生涯学習活動を支援するとともに、学んだ成果を地域社会で活かせる仕組みを構築することで、生きがいが持てる生涯学習活動の充実に取り組んでまいります。
世界共通の文化であるスポーツの振興を図るため、身近な場所で多様なスポーツを楽しむことができる総合施設として新スポーツセンターを整備します。区民ニーズに即した魅力あふれる事業を展開するとともに、区民の多様なライフステージに応じたスポーツ活動をとおして、生きがいづくりにつなげ、区民の誰もが心身ともに健康でいきいきとした生活を送ることができる環境づくりに取り組みます。
また、平成25年の第68回国民体育大会東京大会「なぎなた競技」を開催するとともに、2020年オリンピック・パラリンピックの東京への誘致・開催に向けて全面的に支援・協力してまいります。
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区政運営の基本的な姿勢.
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..お問い合わせ
.所属課室:企画経営部企画課企画担当
電話番号:03-3578-2086
by 7rennge
| 2012-06-28 08:45
| 24年第2回定例会