2012年 02月 03日
港区におけるひとり暮らし高齢者の生活と意識に関する調査 |
港区におけるひとり暮らし高齢者の生活と意識に関する調査
港区のひとり暮らし高齢者の生活実態や意識を浮き彫りにする調査の結果がまとまりました‐港区政策創造研究所 最初の調査研究の成果です‐
[2012年1月31日更新]港区ポータルサイト
http://www.city.minato.tokyo.jp/release/list/201201/hitorikoureisyatyousa/index.html
『港区政策創造研究所※』(河合克義所長:明治学院大学社会学部教授)が最初の調査研究として行った社会調査「港区におけるひとり暮らし高齢者の生活と意識に関する調査」の結果がまとまりました。
今回の調査は、区内に住むひとり暮らし高齢者5,656人を対象として実施しました。調査では、ひとり暮らし高齢者の生活全般を把握するために必要な基本的事項に加え、買い物に関する困りごとや東日本大震災時の状況など、今日的な課題に関する質問項目を設けました。また調査については、単純な数量的データの集計にとどまらず、詳細な分析や訪問調査による質的データの収集を試み、区内のひとり暮らし高齢者の生活実態や意識を浮き彫りにすることで、買い物に関するニーズ、社会参加の実態、緊急時や日常生活上の支援生活を支える社会的ネットワークの実相が明らかになっています。
特徴としては、ひとり暮らし高齢者が日ごろ感じている内容は、地域、人により様々で、「生鮮食料品の店が少なく不便」「バスが近くを通るようになり買い物が便利になった。健康で毎日を趣味などで楽しく過ごせとても幸せ」など、多様な生活を送っていることが把握できました。
これらの結果を分析し、買い物困難から考える生活支援のあり方、緊急時の支援者がいない人へのアプローチや社会参加を促進するためのアプローチの必要性、地域性を視野に入れた支援策の検討の重要性が明らかとなりました。
今回の調査で得られた結果は、「人にやさしい創造的な地域社会」の実現のため、区の政策に役立ててまいります。
この調査結果をまとめたものとして、2月に報告書を発行する予定です。また、その内容を踏まえたシンポジウムの開催を2月18日(土曜)に予定しています。
調査の概要について
調査主体
港区政策創造研究所
調査の目的
港区におけるひとり暮らし高齢者の生活実態と意識の把握を通じて、今後の保健福祉施策のあり方を検討するための基礎資料を得るためです。
調査対象
港区内に居住している65歳以上のひとり暮らし高齢者5,656人全員
調査方法と種類
アンケートによる数量的データの収集(1次調査)とアンケートからは測れない個別の課題や生活実態の把握を行う訪問面接(2次調査)の2通りの方法で調査を行いました。
1次調査:郵送によるアンケート調査
2次調査:直接訪問面接調査(1次調査回答者を類型化して訪問)
調査期間
1次調査:平成23年6月1日から6月14日まで
2次調査:平成23年9月1日から9月30日まで
回収数及び回収率
1次調査:回収数3,947ケース 回収率は69.8%
2次調査:70ケース
地域の把握
本調査では、港区をより細かく区分した、芝地区、麻布地区、赤坂地区、高輪地区、芝浦港南地区の各地区ごとの特徴の把握に努めました。
調査結果の特徴について
■買い物は、4割程度の人が何らかの困りごとを感じています。困りごとを感じている人のうち、45.9%が「近くにお店がない」、43.2%が「重いものを運ぶのが大変」をその内容として挙げています。地域特性では、芝地区50.8%、赤坂地区51.0%が、買い物に困りごとを感じています。
■緊急時(病気などで手助けを必要とする時)の支援者がいない人は16.7%であることが分かりました。一方、79.9%の人が緊急時の支援者がいると回答しています。
■未婚率が27.6%と、全国のひとり暮らし高齢者の未婚率13.2%(平成22年国勢調査)を大きく上回ります。
「港区におけるひとり暮らし高齢者の生活と意識に関する調査報告書【概要】」 PDF形式/232KB
『港区政策創造研究所※』
※平成23年2月1日付で港区企画経営部内に設置した研究所で、各総合支所及び各支援部を政策形成面から支援することを目的としています。初代所長には、明治学院大学社会学部教授の河合克義教授が就任しています。(所在地:港区役所内4階 港区芝公園1丁目5番25号 電話:03-3578-2567)
報告書の発行について
2月中旬、「港区におけるひとり暮らし高齢者の生活と意識に関する調査報告書」発行予定。
希望される方へは、港区政策創造研究所において無料で配付いたします。
シンポジウムの開催について
日時:2月18日(土曜)午後1時30分から午後4時30分
会場:明治学院大学白金キャンパス 本館2階1201教室(港区白金台1丁目2番37号)
プログラム:区長挨拶・所長挨拶・基調報告・シンポジウム
「高齢期のひとり暮らしを豊かにするために」のチラシ PDF形式/248KB
問い合わせ
■港区政策創造研究所の運営については
企画課 政策研究担当
電話:03-3578-2111(内線:2567)
■調査結果の内容については
港区政策創造研究所
電話:03-3578-2566
港区のひとり暮らし高齢者の生活実態や意識を浮き彫りにする調査の結果がまとまりました‐港区政策創造研究所 最初の調査研究の成果です‐
[2012年1月31日更新]港区ポータルサイト
http://www.city.minato.tokyo.jp/release/list/201201/hitorikoureisyatyousa/index.html
『港区政策創造研究所※』(河合克義所長:明治学院大学社会学部教授)が最初の調査研究として行った社会調査「港区におけるひとり暮らし高齢者の生活と意識に関する調査」の結果がまとまりました。
今回の調査は、区内に住むひとり暮らし高齢者5,656人を対象として実施しました。調査では、ひとり暮らし高齢者の生活全般を把握するために必要な基本的事項に加え、買い物に関する困りごとや東日本大震災時の状況など、今日的な課題に関する質問項目を設けました。また調査については、単純な数量的データの集計にとどまらず、詳細な分析や訪問調査による質的データの収集を試み、区内のひとり暮らし高齢者の生活実態や意識を浮き彫りにすることで、買い物に関するニーズ、社会参加の実態、緊急時や日常生活上の支援生活を支える社会的ネットワークの実相が明らかになっています。
特徴としては、ひとり暮らし高齢者が日ごろ感じている内容は、地域、人により様々で、「生鮮食料品の店が少なく不便」「バスが近くを通るようになり買い物が便利になった。健康で毎日を趣味などで楽しく過ごせとても幸せ」など、多様な生活を送っていることが把握できました。
これらの結果を分析し、買い物困難から考える生活支援のあり方、緊急時の支援者がいない人へのアプローチや社会参加を促進するためのアプローチの必要性、地域性を視野に入れた支援策の検討の重要性が明らかとなりました。
今回の調査で得られた結果は、「人にやさしい創造的な地域社会」の実現のため、区の政策に役立ててまいります。
この調査結果をまとめたものとして、2月に報告書を発行する予定です。また、その内容を踏まえたシンポジウムの開催を2月18日(土曜)に予定しています。
調査の概要について
調査主体
港区政策創造研究所
調査の目的
港区におけるひとり暮らし高齢者の生活実態と意識の把握を通じて、今後の保健福祉施策のあり方を検討するための基礎資料を得るためです。
調査対象
港区内に居住している65歳以上のひとり暮らし高齢者5,656人全員
調査方法と種類
アンケートによる数量的データの収集(1次調査)とアンケートからは測れない個別の課題や生活実態の把握を行う訪問面接(2次調査)の2通りの方法で調査を行いました。
1次調査:郵送によるアンケート調査
2次調査:直接訪問面接調査(1次調査回答者を類型化して訪問)
調査期間
1次調査:平成23年6月1日から6月14日まで
2次調査:平成23年9月1日から9月30日まで
回収数及び回収率
1次調査:回収数3,947ケース 回収率は69.8%
2次調査:70ケース
地域の把握
本調査では、港区をより細かく区分した、芝地区、麻布地区、赤坂地区、高輪地区、芝浦港南地区の各地区ごとの特徴の把握に努めました。
調査結果の特徴について
■買い物は、4割程度の人が何らかの困りごとを感じています。困りごとを感じている人のうち、45.9%が「近くにお店がない」、43.2%が「重いものを運ぶのが大変」をその内容として挙げています。地域特性では、芝地区50.8%、赤坂地区51.0%が、買い物に困りごとを感じています。
■緊急時(病気などで手助けを必要とする時)の支援者がいない人は16.7%であることが分かりました。一方、79.9%の人が緊急時の支援者がいると回答しています。
■未婚率が27.6%と、全国のひとり暮らし高齢者の未婚率13.2%(平成22年国勢調査)を大きく上回ります。
「港区におけるひとり暮らし高齢者の生活と意識に関する調査報告書【概要】」 PDF形式/232KB
『港区政策創造研究所※』
※平成23年2月1日付で港区企画経営部内に設置した研究所で、各総合支所及び各支援部を政策形成面から支援することを目的としています。初代所長には、明治学院大学社会学部教授の河合克義教授が就任しています。(所在地:港区役所内4階 港区芝公園1丁目5番25号 電話:03-3578-2567)
報告書の発行について
2月中旬、「港区におけるひとり暮らし高齢者の生活と意識に関する調査報告書」発行予定。
希望される方へは、港区政策創造研究所において無料で配付いたします。
シンポジウムの開催について
日時:2月18日(土曜)午後1時30分から午後4時30分
会場:明治学院大学白金キャンパス 本館2階1201教室(港区白金台1丁目2番37号)
プログラム:区長挨拶・所長挨拶・基調報告・シンポジウム
「高齢期のひとり暮らしを豊かにするために」のチラシ PDF形式/248KB
問い合わせ
■港区政策創造研究所の運営については
企画課 政策研究担当
電話:03-3578-2111(内線:2567)
■調査結果の内容については
港区政策創造研究所
電話:03-3578-2566
by 7rennge
| 2012-02-03 06:58
| 説明会など